2019年9月20日金曜日

地味なバンドマン

気がつけば蝉の声は虫の声へと完全に変わっていた。
夜の寒さに秋を感じた。

歌詞を書いている。
前回の「irohanoi」そして最近公開した「neko mo mataide」の歌詞を書いてからだいぶ間があいてしまっていた。

neko mo mataide は公開して一週間くらいになるのかな。
youtubeにアップしてるだけではたいした変化は起こらず、まさに”猫も跨いで”状態だ。いつものことだけれど。宣伝が苦手。
正直もうちょっと見られたいしチャンネル登録も増えてほしい。

最近になって、ノートに書いたいくつもの言葉の中からこれだと思える歌詞を自信をもって選べるようになってきた。
これだと思うものに丸をつける。
ただし次の日にもう一度チェックしてみないと、真夜中に書いた手紙みたいなことになることもある。それは気をつけている。
少し前までは力の抜けた自然体の歌詞に憧れていた。
私もあんな歌詞が書きたいな、と思うことがある。
しかし私は普通に詩を書くと文自体が熱くなってしまう。

「何者でもない僕らはアバンギャルド!」なんて強い歌詞を書いてなんだかんだはまらなくてボツになった。
結局その部分は「ハリボテに魂(ソウル)こめて緞帳アップ」に変わった。
→furaibo eregy

そのままでもロックの歌としてはありなのかもしれないけど、いつからかkamadinsky師匠が歌うということを強く意識して書いていくことにした。
south crow mountainという形があってそこを通して表現するということも。

そしてもう一つ気をつけていることは歌詞に嘘がないようにすること。
今日、町田康さんとbetcover!!の対談を読んでいて、そんな話が出ていて嬉しかった。
10曲くらい書いてきて、意外と私言いたいことがたまってるんだなぁと気づいた。

それをkamadinsky師匠はいい感じのメロに落とし込んでくれて、今までの曲にはとても愛着がある。
だけど宣伝が苦手。
そろそろライブもやるべきなのかな、と考えている。
歌詞を書いている間は一人でぼーっと考え事をしたり一人で書いていたりものすごく静かで地味な生活で、音楽活動をしてる感じが全くない。
今日は誕生日だけど、いつもと変わらず。
今もマックに一人。
咳をしても一人。